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2008年09月11日(木) 08時02分

早大・福原愛ストーカーに襲われる!/卓球サンケイスポーツ

 関東学生リーグ(10日、代々木第2体育館)愛ちゃん、ビックリ! ドッキリ!! 卓球女子のエースで北京五輪代表の福原愛(19)=ANA=が、早大2年生として出場中のリーグ戦会場で20代とみられる男性から執拗(しつよう)なストーカー行為を受け、試合後に逃げまどう衝撃のハプニングに見舞われた。男性は試合中にも婚姻届を突き付けて“求婚”するなど異常な行動を繰り返した。手薄な警備態勢が招いた事態に、早大関係者は愛ちゃんのガードを強化する。

 目が点になる。表情が凍りつく。19年間生きてきたなかで、経験したことのない恐怖。愛ちゃんが身も心も震わせた。

 4時間半にも及ぶフルゲームの戦いで日体大を破り、リーグ戦2連勝を飾った早大。2番手の単に登場した愛ちゃんもストレート勝ちで貫禄を見せつけた。ところが、観客席から“魔の手”がしのび寄っていた−。

 「本当に怖かった。いきなり婚姻届ですよ。記名の欄を見せて『ここにサインして』って言われて。こんな形で婚姻届を見るなんて…」。

 乙女心が傷つく衝撃シーンに遭遇してしまった。肩からカバンを下げて白地に黒のチェック柄のシャツを着た20代とみられる男性が、試合途中にトイレに立った愛ちゃんを入り口で待ち伏せ、いきなり“求婚”したのだ。

 “被害”はこれだけにとどまらない。男性は試合後も愛ちゃんを執拗にマーク。報道陣が取材する様子を遠巻きに見つめ、場内の階段を上がり、帰路につこうとした愛ちゃんの行く手を阻んだ。早足で必死に出口を目指す愛ちゃんに、その男性は全速力で先回りする異様な行動。親しい中国人女性パートナーと会場を逃げまどう愛ちゃんの顔面は蒼白だった。

 会場の裏口から逃げ出し、やれ安心と思ったとたん、男性は会場外周の垣根を跳び越えて追走する始末。10分後、知らせを聞いた早大・河原智監督がようやく男性の“捕獲”に成功した。「なにやってるんだ!」と追及する同監督に、男性は「(愛ちゃんが)好きなんだ」と抵抗。10分間ほど押し問答が続き、最後は「すみません」と反省する様子もみせた。

 今大会は学生主体の運営で専門の警備員は皆無。愛ちゃんにとっては昨春以来、1年半ぶりの同リーグ参戦だけに、河原監督も「男性スタッフをつけるなどの対応を考えたい」と困惑した表情。

 「最近、街でいきなり人がぶつかってきたり、嫌なことが多い。おはらいした方がいいかな…」。真剣に悩みを打ち明けた愛ちゃん。北京五輪で旗手を務めた人気者だけに、待ったなしの対応が急がれる。


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