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2008年09月11日(木) 21時41分

ポルシェ、競技車両の「911 GT3カップ」2009年モデルを販売開始マイコミジャーナル

ポルシェAG(ドイツ、シュトゥットガルト)は、2009年のモータースポーツに向け、420PSの最高出力を誇る「ポルシェ 911 GT3カップ」を販売する。日本での価格は1895万2500円で、3台程度導入される予定。また、同車両は競技用であり、公道での走行はできない。

「ポルシェ 911 GT3カップ」は世界最速のワンメイクレース「ポルシェ モービル 1 スーパーカップ」や、日本を含め世界各地で開催される「ポルシェ カレラカップ」、「GT3カップチャレンジ」の参戦に向けたもの。プロダクションモデルをベースにヴァイザッハで設計され、シュトゥットガルト・ツッフェンハウゼンにて生産される。

3.6L(リッター)6気筒水平対向エンジンは、公道仕様の「911 GT3」を基本とし、最高出力420PSを発生。6速のシーケンシャルトランスミッションはフルスロットルのままクラッチを切ることなくシフトアップできる。車重は1,150kg、パワーウエイトレシオは2.7kg/PSとなっている。

「ポルシェ モービル 1 スーパーカップ」参戦用の車両には、ポルシェ セラミックコンポジット ブレーキ(PCCB)および専用のエグゾーストシステムを装備。PCCBは、従来のブレーキディスクに較べ、バネ下重量を20kgも軽減する。カレラカップ参戦車両には変更されたエグゾーストシステムと鋳鉄製のブレーキディスクが装備される。

(西尾淳)

[マイコミジャーナル]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000006-myc-sci