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2008年09月11日(木) 23時29分

京滋の福祉施設などにも納入 汚染米 大半は消費京都新聞

 「三笠フーズ」の事故米は、京都府内の福祉施設など22カ所、滋賀県内の10カ所に納入されていたことが分かった。納入された中国産もち米は府内が計約120キロ、県内が43キロで、大半が消費されたが、今のところ健康被害の報告はないという。
 府と市は、汚染米の流通経路を調べている大阪府や福岡県から、納入の疑いがあると連絡を受けた。市内には約4・5キロが残っており、市が回収して残留農薬を検査している。
 京都府では、京都市を除く8市町の老人ホームや病院など12の福祉施設の給食用に、業者を通じて5月から8月にかけて計60キロが流通していた。京都市では5月以降、10施設に計64キロが納入され、ほとんどが調理され消費された。
 滋賀県によると、納入量43キロのうち42キロは赤飯など食用に使われ、残り1キロは返品されていた。県は「健康被害は聞いていない」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000057-kyt-l26