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2008年09月11日(木) 20時37分

119施設の給食に納入=近畿の医療、福祉機関−三笠フーズの事故米時事通信

 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の事故米転売問題で、同社が販売した汚染されたもち米が近畿6府県の医療、福祉施設計119カ所に納入され、患者らの給食に使われたことが11日、分かった。6府県は各施設の使用状況などについて調査に乗りだした。これまでのところ健康被害の報告はないという。
 医療・福祉施設に給食を提供している日清医療食品(東京都千代田区)によると、同社近畿支店が5月1日以降に仕入れ先から購入した中国産もち米に、三笠フーズの事故米が混入していたことが判明した。
 購入量は704キロで、大阪(48施設)、京都(26施設)、滋賀(10施設)、奈良(8施設)、和歌山(3施設)、兵庫(24施設)の病院や社会福祉施設などに納入された。
 日清医療食品は大和商会(堺市)にもち米を発注。同商会からは8日に「(事故米が)混入しているらしい」との連絡があり、各施設に伝えた。全量が事故米とは断定できないとしている。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000159-jij-soci