記事登録
2008年09月11日(木) 17時02分

事故米食用転売:三笠フーズに「憤り言い表せない」 西平本家社長が会見 /鹿児島毎日新聞

 「何を信じていいのか分からない……」。三笠フーズ(大阪市北区)の事故米転売問題で、新たに社名が判明した奄美市の西平本家では10日、中村千枝子社長が記者会見した。
 中村社長は出荷用貯蔵タンクの焼酎が減ったため、補充のために三笠フーズから購入した米で製造された焼酎を入れ、瓶詰めしたと説明。「より良い焼酎を造るためにと高い米を買ったのに、かえって取引先などに迷惑をかけてしまった」とし「残念でならない。言い表せないほどの憤り、悲しみ、怒りでいっぱい」と述べた。
 公表が遅れたことについては「製造の全容、出荷状況などを掌握するのに時間がかかった」と釈明した。出荷された黒糖焼酎は自主回収し、貯蔵タンクに残っているものもすべて破棄する予定で、被害額は7000万〜8000万円という。【神田和明】

9月11日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000311-mailo-l46