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2008年09月11日(木) 14時43分

事故米転売 三笠フーズ九州工場、鹿児島の35トンを回収毎日新聞

 事故米転売問題で三笠フーズ九州工場は11日、鹿児島県に保管していた事故米35トンを回収し、同工場に運び入れた。

 回収されたのは政府から購入したベトナム産うるち米。約1カ月前、取引先の多い鹿児島県の倉庫へ移され、まだ売却先が決まっていなかったもの。回収は6日に続き2回目。

 午前8時過ぎ、従業員8人が出社。県や福岡農政事務所の職員8人が立ち会う中、午前8時45分ごろから約45分かけて、1トン入りの袋に分けられた事故米35トンをフォークリフトを使ってトラックから倉庫に移した。次回の回収は未定という。

 福岡県は10日の九州工場の立ち入り調査で事故米の回収は約80トンと確認している。それとは別に出荷されていない在庫が7.5トンあった。しかし、三笠フーズが仕入れた計約2500トンに対し、回収はわずか。ほとんどが消費されているとみられる。【村尾哲】

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