ＫＤＤＩは１１日、パソコン並みの機能を備えた「スマートフォン」と呼ばれる携帯電話を、法人向けに来年春発売すると発表した。ＫＤＤＩとしては初めてのスマートフォン発売になる。
ＮＴＴドコモやソフトバンクモバイルは既に発売済みで、ＫＤＤＩの参入により、企業向けを中心にスマートフォン市場の競争が激化しそうだ。
ＫＤＤＩが投入するのは、台湾メーカーのＨＴＣ製で、小型のキーボードを搭載した「Ｅ３０ＨＴ」。文書作成や表計算ソフトも入っており、仕事に活用できるのが売りだ。高速データ通信により、インターネットも快適に利用できるという。店頭では５万—６万円程度になるとみられる。当面は企業向けが主体だが、将来的には個人向け販売も検討する。
スマートフォンは、パソコン向けインターネットサイト閲覧やスケジュール管理もできることから、ドコモやソフトバンクもビジネス向けに力を入れている。
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