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2008年09月10日(水) 18時17分

「キレる少年」は間違い!実際は「キレる中高年」ツカサネット新聞

数年前から、青少年犯罪の増加、凶悪化が叫ばれている。しかし、警察当局の統計資料から浮かび上がってくるのは、青少年ではなく「中高年層の犯罪」が急速に増加し、かつ凶悪化しているという姿だ。

青少年の犯罪増加というイメージはマスメディアの伝え方によって作られる印象なのであって、全体の傾向が実際にそうである保証はまったくない。

青少年が凶悪犯罪を起こした場合、総じて犯罪心理学者の口から出る言葉は、「テレビゲームの影響」「仮想と現実の区別がつかなくなっている」「過保護に育てられた世代」それらしい理由が述べられる。

要は、心の未熟さが原因であるというような、識者のその言葉に我々も納得してしまう。

だが、実際は、被疑者が中高年である場合が結構みられる。窃盗、殺人、贈収賄、わいせつ罪、様々である。

これでは、「犯罪の低年齢化」ではなく「凶悪犯罪の高年齢化」である。

その原因を犯罪心理学者に分析してもらえば、仕事のストレス?社会の閉塞感?家庭の問題?あたりであろうか。

子育てしていると小さい子供は、何でも親や周りの人の真似をする。そのような姿は大変微笑ましいものである。そうやって、学習して大きくなっていくのだが、現在は子供たちの手本となるべき大人の行動はどうだろうか。

子供たちに誇れる行動をしているだろうか。

子供を未熟者として扱う前に、我々大人が分別ある、品格ある行動をする必要がある。


(記者:nicole)

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