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2008年09月10日(水) 18時17分

ニューヨークでめん類が大ブレーク!そばの最先端の店はここツカサネット新聞

食品輸入会社大手の共同貿易はアメリカで日本食レストランを開く経営者の為に、5〜6000アイテムからの和食の食材に加えて大は厨房器具や寿司ロボットから小は箸に至るまでをズラリと取り揃えたショールームをニュージャージー州に持っている。

年内にはマンハッタンに3000平方フィートのショールームのオープンも控えている。いかに和食がブームになっているかを物語るひとつのエピソードである。

「モリモト」「ノブ」などのそうそうたる有名レストランとも取引のある同社の副社長である山本耕生氏は「現在のニューヨークのトレンドはズバリ、ヌードル(めん類)です」と語る。

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数年前からラーメンの人気が高まっているのは知っていたし、2001年には「そば日本」にNYタイムズの記者に同行して、記事が掲載されるや否や、同店のアメリカ人客は激増。手打ちそばは同店が初めてだったという。

うどんはまだブレークしていないが、とにかく今はヌードルの時代で、トライベカにオープンしたばかりのソバ料理店「松玄」は既にNYタイムズにも取り上げられ、大人気だというのだ。

(そばねえ…)と何となく腑に落ちないまま同店に行ってみて驚いた。

日本人が持つそば屋のイメージをすべてぶち壊す店なのだ。とにかくシック、とにかくアップスケール。有名なジャン・ジョルジュとのコラボレーションというからそれも頷ける。

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席数は全部で145席と大バコに属し、ちょっと暖簾をくぐってそばでも、という感じでは全くない。八海山など飲みつつ本格的な豆腐や京都の漬物などのアペタイザーを食した後にそばで〆る、というのが「正しい」ソバ・キュイジーヌ「松玄」での食事であるらしい。

私は思いっきり「アル・デンテ」のそばをゴマダレで食べるという珍しい食体験をしたが、なかなかイケる味で、「う〜ん、参りました!」

ただし、寿司はおすすめしない。



■関連サイト:
そば日本
松玄

(記者:南 五月)

■写真
写真撮影:南 五月記者

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