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2008年09月10日(水) 20時12分

<健保組合>45%が赤字 解散も13団体 高齢者医療響く毎日新聞

 大企業の従業員らが加入する健康保険組合(1518組合、今年3月末現在)全体の07年度決算見込みは、599億円の黒字ながら、黒字幅は06年度より1773億円減少したことが10日、健康保険組合連合会のまとめで分かった。

 高齢者医療費の拠出金が2252億円増え、2兆3216億円に膨らんだことが主因。赤字組合も178団体増えて全体の44.8%、680組合となり、赤字総額は1570億円に達した。

 健保連は後期高齢者医療制度の発足に伴い、08年度はさらに拠出が増え、各組合の赤字総額は6322億円になるとみている。4月以降、解散した組合は13団体にのぼる。【佐藤丈一】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080910-00000085-mai-pol