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2008年09月10日(水) 16時05分

法人顧客向けイベント「SoftBank Summit 2008」開催japan.internet.com

ソフトバンクテレコムとソフトバンクモバイルは、2008年9月9日、「今、ビジネスが変わる。モバイルインターネット元年」と題した法人顧客向けイベント「SoftBank Summit 2008」を開催した。

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「SoftBank Summit 2008」には、約2,800人が来場。両社の社長である孫正義氏の基調講演や、ソフトバンクグループのサービスを導入した1市11企業による携帯電話活用事例などが紹介された。

基調講演ではまず、ソフトバンクモバイルのユーザー数が個人・法人ともに順調に推移していること、法人の純増契約数に関しては2005年から2007年の3年で約10倍になっていることなど、ユーザー数の増加についてアピール。

続いて同社が、2008年を「モバイルインターネット元年」とした理由について、携帯電話の「通信速度」「画面解像度」「CPU 能力」の3つの条件がそろったからであるとした。

2000年の携帯電話と比較すると通信速度は375倍、画面解像度は約24倍、CPU 能力(DMIPS 値)は約24倍へと向上しているという。

この3つの条件がそろったことで、携帯電話は音声通話中心のボイスマシンから Web 利用が中心のインターネットマシンへと急激に移り変わっていくという。

その先駆けとなるのが同社が発売した「iPhone 3G」であるとし、こういった先進的な携帯電話を業務に活用することで生産性を飛躍的に向上させることができるとした。

社会経済生産性本部が発表した「労働生産性の国際比較」によると、OECD(経済協力開発機構)加盟30か国中、日本の生産性は20位、また先進7か国では最下位に位置しているという。

生産性を向上させるための1つの方法として、さまざまな業務への携帯電話の活用を提案。

欧米では、業務用のメールを BlackBerry などを利用し、プッシュで受信するなど、業務への活用が当たり前のようになっているが、携帯(端末)先進国といわれる日本では、こうした業務への活用はほとんど行われていない。

このような現状を説明した孫社長は、「日本のビジネスマンよ、目覚めよ!」と一喝。また、一日のオフィスアワーの30%が移動時間であることを例に挙げ、携帯電話を活用しこの時間を業務に利用することで生産性の向上が図れると解説。

このほか、業務効率・生産性の向上のための iPhone 3G 活用例が多数紹介された。

基調講演後には、富士宮市、GE フィナンシャルサービス、アパマンショップホールディングス、エアーニッポン、大塚ホールディングス、大塚商会、日産プリンス西東京販売、日本旅行、ニュースキン ジャパン、日立コンサルティング、ファーストリテイリング、郵便局が、携帯電話の活用事例などの紹介を行った。

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