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2008年09月10日(水) 20時09分

元共政会組員に懲役3年 恐喝の被害者殴打で広島地裁中国新聞

 指定暴力団共政会会長守屋輯もりや・あつむ被告(65)=一審懲役七年、控訴=による恐喝事件の被害者男性を殴打したとして、傷害罪に問われた元共政会系組員野村宏のむら・ひろし被告(50)に、広島地裁は十日、懲役三年(求刑懲役五年)の判決を言い渡した。

 嘉屋園江かや・そのえ裁判官は判決理由で「恐喝事件の控訴審が係属中に繁華街で遊興していた被害者に立腹した犯行で許し難い」と指摘。組の了解を得た報復とする検察側主張については「証拠不十分で採用できない」とした。

 判決によると、野村被告は六月十三日未明、広島市中区の飲食店で酒を飲んでいた男性(57)の頭や腕などを金属バットで殴り、約一カ月の重傷を負わせた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809100275.html