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2008年09月09日(火) 21時41分

「消費者庁どうなるの?」=パロマ事故遺族、福田首相に訴え時事通信

 福田康夫首相は9日、都内で開かれた消費者行政に関するシンポジウムであいさつし、政府が2009年度設置を目指す「消費者庁」について「国会で(野党が)反対し、これをつぶしてしまうことはないだろうと確信している。けんかするテーマではない」と述べ、成立に期待感を示した。
 ただ、同じシンポジウムにはパロマ工業製のガス瞬間湯沸かし器事故で息子を失った上嶋幸子さんも出席。今年5月に首相と面会した上嶋さんが、壇上から「一緒に頑張りましょうと言われた温かい言葉と握手は(首相退陣で)どうなるのか。後任の人に消費者庁を必ず設立するよう伝えてほしい」と訴えると、首相は神妙に耳を傾けていた。 

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