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2008年09月09日(火) 20時12分

日本への覚せい剤供給量、カナダが首位に読売新聞

 【ウィーン=石黒穣】国連薬物犯罪事務所(本部・ウィーン)は9日、覚せい剤のアンフェタミン類の生産・消費に関する最新報告を公表、日本への供給元は従来の北朝鮮や中国に代わり、カナダが首位に立ったことがわかった。

 報告によると、アンフェタミン類の2006年の生産量は推定で約500トン、末端価格は計約650億ドル(約7兆円)に上った。生産はカナダ、メキシコ、トルコで増大した。

 日本で当局に押収されたアンフェタミン類のメタンフェタミンは、カナダ産の割合が03年の7%から07年には66%に増えた。報告は、北朝鮮からの密輸が摘発され、密売組織が入手ルートを切り替えたことが理由と指摘している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080909-00000045-yom-int