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2008年09月09日(火) 14時46分

「パチンコ必勝法」で1億円脱税、元社長を告発…国税読売新聞

 「パチンコ必勝法」をインターネットなどで販売して稼いでいた男が、2006年までの2年間で約2億8000万円の所得を隠して脱税していたとして、東京国税局から所得税法違反の容疑で東京地検に告発されたことがわかった。

 告発されたのは、興信所を経営していた向井秀樹元会社社長(31)(東京都新宿区)で、脱税額は1億円近いという。

 パチンコ業界関係者によると、向井元社長は「株式会社EMUZU」の名前で、「パチンコ裏攻略法教えます!」などとサイト上で宣伝してマニュアル本を販売。さらに購入者にダイレクトメールを送りつけ、連絡してきた人に、どこのパチンコホールのどの台で玉が出るか指南して報酬を得ていたが、全く申告していなかった。同国税局は、会社には実体がないとして、元社長に課税した。

 数百万円をつぎ込んだ顧客もいたが、ほとんどがいい加減な情報だったため、元社長との間でトラブルになることもあったという。

 読売新聞は向井元社長に取材を申し込んだが、8日までに回答はなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080909-00000031-yom-soci