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2008年09月09日(火) 14時00分

振り込め詐欺対策で「統括事務局」 警視庁、10月を「撲滅月間」に産経新聞

 振り込め詐欺への対策を進めるため警視庁は9日、振り込め詐欺緊急対策本部(本部長・植松信一副総監)内に統括事務局を設置。10月を「撲滅月間」と位置づけて、ATMへの警察官常駐といった対策を実施する。
 警視庁は今月と来月を「特別緊急対策期間」として、刑事部や生活安全部に加えて、警備・公安部門からも人員を投入して対策を強化している。今回設置された統括事務局は、警視庁各部や各警察署、民間ボランティア団体などの間に立って調整に当たる。
 撲滅月間では積極的な広報啓発活動を実施するほか、実際に現金の引き出しに使われた都内のATM約1000台を選んで警察官を常住させるなど、“水際”での警戒に当たる。
 発足式で訓示した植松副総監は「近親者の愛情に付け入る卑劣きわまりない犯罪で社会の敵。めりはりの効いた取り組みを強力に実施してもらいたい」とげきを飛ばした。

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