記事登録
2008年09月09日(火) 08時01分

口裏合わせ実態 総連事件で証言産経新聞

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から中央本部の土地建物と資金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)(74)と元不動産会社社長、満井忠男(74)両被告の第13回公判が8日、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれた。前回に引き続き、共犯として1審で有罪判決を受けた元信託銀行員、河江浩司被告(43)=控訴=の証人尋問が行われた。

 緒方被告の弁護人の反対尋問で、同被告の釈明会見が行われた平成19年6月13日、自分の手帳に「投資家の動向を確認した」と書き込んでいることについて問われ、河江被告は「満井被告の指示で書いた。内容の一部はうそだった」と述べ、満井被告が口裏合わせに動いていたことを明らかにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080909-00000102-san-soci