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2008年09月08日(月) 12時00分

PC画面を利用する仮想プラネタリウム・ソフト:東大出身ベンチャーの製品WIRED VISION

『StellarWindow』は、日本のベンチャー企業、フェアリーデバイセズが開発したすばらしい小型玩具だ。

「双方向プラネタリウム」をうたうStellarWindowは、星空をガイド付きで探索できるソフトウェアで、三軸地磁気・加速度センサーを組み込んだドングルをUSBポートに接続して使用する。このドングルが、コンピュータの向きを検知し、ソフトウェアに伝える仕組みだ。

パソコンを持ちあげて動かすと(このソフトはデスクトップPCではなく、ノートPCやタブレットPCでの使用が推奨されている)、その方向の星空の写真と、星や惑星に関する追加情報が画面に表示される。逆に、選んだ星座がどの方向に見えるか教えてくれる機能もある。

価格は安くない。予定販売価格は2万6250円(税込)なので、安い望遠鏡と星図が買える値段だ。

だが、フェアリーデバイセズが本当に取り組むべきなのは、このソフトの『iPhone』版をリリースすることだ。iPhoneには、StellarWindowを使用するのに必要なセンサー類がすでに搭載されているし、GPS機能もあるので、世界のどこにいても正確な星図を見られるようになるはずだ。

フェアリーデバイセズ社の製品情報ページと、『Hobby Media』の「フェアリーデバイセズ社の『StellarWindow』はデジタル・プラネタリウム」を参照した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000000-wvn-sci