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2008年09月08日(月) 17時13分

メディアのウソに踊らされてる余裕はないツカサネット新聞

このご時世、どの業界も厳しいのであろうブログやインターネットが普及すれば自然と雑誌や文学離れという現象が起こり、特に雑誌社は廃刊を免れるためどれだけインパクトのあるトピック、スクープを持つかこれが死活問題となるのは周知の事実である。

大きなインパクトを与えるため、時に内容に極めてウソに近い、あるいは不謹慎、品位の欠く表現が溢れているのも事実だ。

例えば、某雑誌は、選挙の当落予想をしている。

やや信じ難かった例として「姫の虎退治」と題し、当時参議院幹事長であった片山虎之助氏が落選したという現実である。しかし、その後の彼女の行動は、果たして民意の期待に応えたものであったか?触れる気もしないが、言ってみればこのようなお祭り選挙を煽るようなメディアの罪は、極めて深いと思うのである。

また異なる例として、皇室批判、個人名批判がある。

戦後、不敬罪というのは廃止された。これは天皇が絶対権力、絶対的な存在ではなく象徴であるという位置づけのもと、日本の自由化が保障されたものであるが、これもいかがなものか。あまりに品位の欠く皇室批判というのは、それこそ安倍前首相が望んでいた「国家の品格」とは程遠い悲しい現実のように見える。

更にもう一つ。

時期首相本命とされる、某立候補者は、某宗教法人支持母体組織に捨てられるという記事。見出しにその記事のソースなるものは全く掲載されていない。つまりは単なる、メディア・インパクトである。

果たして国民がこのような雑誌にどれだけ踊らされるのか未知数だが、今の日本はそんなものに踊らされている余裕などないということが徐々に露呈している。

いわゆる、物価高、高齢社会、年金給付、医療における医師確保、医療費等、日本の経済は極めて厳しい状況にある。

更に日本の借金は、700兆〜800兆ともいわれ、G7の中で最悪水準、ただどこか個人、家庭を守るべき国民にしてみれば、「そんなの関係ねえ」という気持ちがあるかもしれない。

トータルで考えれば、日本人というのはどうあるべきなのか、国の向かおうとしている道は大いに議論すべきだし、もっと本質に近い議論を要する緊急事態であると考える筆者は、メディアのウソに踊らされずもっと賢明で善良な国民でありたい、そう願うものである。

(記者:しげちゃん)

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