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2008年09月08日(月) 16時55分

【芸能】加護亜依のディナーショーツカサネット新聞

ORICON STYLEにて、「加護亜依が会費3万円のディナーショーを開催」という記事があり、久しぶりにこういった系統の記事では大いに笑わせていただいた。

その笑ってしまった部分については後述するが、まるで日刊ゲンダイか何かのような、やや意地の悪い悪意が最初から込められているのが少し透けて見える記事である(あくまでも、ゲンダイなどに比べれば少し、ではあるが)。そもそも、「ディナーショーを開催」でよかろう。

確かに、筆者のような門外漢は、年末などに電車の中吊りなどでディナーショーの広告を見るたびに、その料金にドキッとしてしまい、「一体何をやるのか」「そもそも加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズ(注:あくまでも例)で大丈夫か(あくまでも例ながら、これが天童よしみなら安心して見ていられる、といった点は否めない)!?」などと思ってしまうのだが、しかしおそらく大丈夫だから世にディナーショーの種は尽きないのであろうし、7千円のディナーショー、なんてものもとんと見かけないのであろうから、演歌歌手が加護亜依になったところで、3万円を取り立ててピックアップすることもなかろう、とまず思った。

ただ、確かに、1曲の大ヒットがあれば一生食い繋げるとよく言われる演歌・歌謡界に比べれば、ディナーショーというものが齢二十歳の娘っ子にそぐわないことは間違いない。しかし結局、記事の中にもあるように、歌った曲がカバー曲ばかりであろうが、イベントを開催し、しかもソールドアウトさせることができる人間であれば、誰でもディナーショーというものを開催できるに違いない。要するに、そのイベントを高級な場所で開催し、着席して鑑賞し、ディナーがついてくるのがディナーショー、というだけのことであるのだろうから。

しかし、無理やりに突っ込みどころを見つけるとすれば、随分と漂白された雰囲気で芸能界に帰ってきたとはいえ、やはりファンの方にとっては未だ彼女はアイドルなのだろうから、歌などの際に着席していなければならないというのは、苦痛である、といったケースはあるかもしれない。加えて言うなら、ディナーショーの内容には何ら影響を与えはしないだろうが、休業して復帰し、リストカットを告白するなどしたうら若き女性がCoccoのカバー、という点は非常に気になるが(苦笑)。一体何を歌ったのだろう。

とはいえ、結局のところ、主催側もペイできると踏んだからこそ開催するのだろうし、何だかんだとつつがなく終了するであろうとは思うのだが、そんな中この記事の何が面白かったかといえば、以下の部分である。

以下引用

喫煙問題で休業し、復帰後も“禁煙と喫煙の間”で揺れる加護。今回のディナーショーの席は喫煙が可能か、それとも全席禁煙席なのかも注目したいところだ。

以上引用

それこそ、これが日刊ゲンダイの記事であったなら、「またくだらないバッシング記事を……」と笑うどころか苦笑しきりであったやもしれないのだが、ソースがORICON STYLEであったのがいけなかったのか、なぜか筆者は笑えてしまって仕様がなかった。それは確かに、実に気になるところではないか。それこそ、ディナーショーで本人も吸っちゃえばいいんだよ、などと、投げやりなことを同時に思いながらも。


参考リンク: 加護亜依が会費3万円のディナーショーを開催


(記者:ハセガワ)

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