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2008年09月07日(日) 15時01分

東国原知事後援会:パーティーの開催前、領収書を事前配布 /宮崎毎日新聞

 東国原英夫知事の後援会が、宮崎市内で12日に開催する政治資金パーティーの入場券の領収書を集金前に県議や有権者に配布していた。ある県議は「代金も支払っていないのに、あて名が空欄の領収書が同封され、奇異に感じた。強制的に出席を求めているのだろうか」と困惑気味に話した。一方、後援会は「出席してくれる人の分は必ず開催当日以前に集金し、欠席者からは券も領収書も回収する」と述べた。
 後援会によると、パーティーは宮崎市内のホテルで開き、料金は1万円。パーティー券に領収書を同封して、約1000人に配布した。後援会の判断で、同市区選出の自民党や民主党所属の県議にも配ったという。
 領収書には「1万円」という金額が印刷され、後援会の印鑑が押されている。稲森忍統括事務所長は「集金の際に後援会員が領収書にあて名を記入している。通し番号もあり、カラ領収書として悪用される危険はない。だが、今後は誤解されない配布方法を模索する」と述べた。
 事前配布の目的は「事務手続きの簡素化」といい、券や領収書の形式も県選管に届け出ているという。【中尾祐児】

9月7日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000186-mailo-l45