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2008年09月07日(日) 17時55分

【報道2001抄録】自民総裁選立候補予定者らが論戦産経新聞

 自民党総裁選に出馬の意向を表明している石原伸晃元政調会長、石破茂前防衛相、棚橋泰文元科学技術担当相、山本一太参院議員の4氏に加え、麻生太郎幹事長を支援する甘利明前経済産業相、与謝野馨経済財政担当相支援の後藤田正純衆院議員、小池百合子元防衛相支援の中山泰秀衆院議員が議論した。

 −−立候補に必要な推薦人20人は集まったか

 棚橋氏「人数は言えない。立てると思っている。私は上げ潮派のど真ん中だ。これ以上借金を増やせるか?増税するのか?まず行革が先だ」

 山本氏「確実な6人はいる。必ず20人を目指してがんばる。総裁になったら臨時国会冒頭で解散する。自民党は負けたら下野すべきだ」

 石破氏「国政選挙を前にした総裁選で安全保障が語られなくていいのか。もう1つは弱者の声をきちんと聞きたい」

 甘利氏「時代の変化への対応能力がある麻生氏の経験に期待したい。財政再建をやるという基本はぶれていないが、ガチガチにやると政策の選択肢に自由が奪われる」

 中山氏「クールビズの導入などをやった小池氏のような提案型の政治家が出てこなかったのが、自民党がジレンマを抱えてきた理由だ」

 石原氏「福田政権には国民に対するメッセージがなかった。推薦人が20人集まったら総裁選に立って自分のメッセージを示したい」

 後藤田氏「緊急対策を作ったのも元祖上げ潮派も与謝野氏だ。政治が先送りしてきたのは外交の戦後処理の問題と財源確保の問題だ。この2つを体を張って主張している」

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