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2008年09月07日(日) 17時32分

香港・立法会選挙で投票 親中派が有利か産経新聞

 香港の議会に当たる立法会の議員選挙は7日、投票が行われた。経済などの分野で中国への依存度がますます高まるなか、親中国派政党・民主建港連盟、自由党などの優勢が伝えられている。これに対し、人権の尊重などを訴えて中央政府に批判的な民主派は苦戦を強いられ、3分の1以上の議席を確保できるかどうかが焦点となっている。

 立法会選挙は4年に一度行われ、定員60議席のうち30議席は5選挙区から直接選挙で選出され、残る30議席は、業界など職能代表から選ばれる。香港紙などは、中国当局による経済てこ入れ政策や、北京五輪の金メダリストが香港で行った「愛国キャンペーン」が奏功し、親中派が有利だと伝えている。

 民主派は、選挙制度改革案などの重要法案を否決できる21議席(総数の3分の1以上)の獲得を目指す。8日午前には、大勢が判明する。(北京 矢板明夫)

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