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2008年09月07日(日) 12時32分

「不正合格者」6人の採用取り消しを正式決定…大分県教委読売新聞

 大分県教委は7日、大分市の県庁別館で臨時委員会を開き、2008年度の教員採用試験で不正合格者とされた21人のうち、6人の採用取り消しを正式に決定した。

 県教委が不正合格の対象者を決める前に退職した1人を除く14人が提出していた退職届についても受理した。6日までは15人が退職届を提出していたが、7日午前になって1人が取り下げ、採用取り消しを選んだ。

 県教委によると、採用が取り消された6人中5人、自主退職した14人中8人が臨時講師として勤務を継続する意向を示しており、県教委は希望通り認める方針。

 一連の教員汚職事件を受け、県教委は不正の実態解明を進めるため、県警が押収した元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で公判中)のパソコンのデータをコピーし、点数改ざんの経緯を解析。2008年度に採用した小学校、中学校、養護学校の教諭計76人の試験結果を見直した。小学校14人、中学校6人、養護学校1人について、点数がかさ上げされた不正合格者と判断、8月末に採用取り消しを通知していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000008-yom-soci