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2008年09月07日(日) 03時07分

自民逆風の原因は景気悪化・ねじれ国会…地方幹部にアンケート読売新聞

 読売新聞は自民党総裁選(10日告示、22日投開票)を前に、同党の47都道府県連の幹部を対象にアンケート調査を行った。

 「自民党を取り巻く環境が厳しさを増している理由」について聞いたところ、「景気悪化や格差拡大」「ねじれ国会で円滑に政策決定が進まない」が原因とする回答がそれぞれトップ(36都道府県と36都府県)で並んだ。

 また、福田首相の後継総裁に望ましい候補として、大阪、福岡など計20府県の幹部が麻生太郎幹事長(67)を挙げた。一方、「答えられない」「未定」として、3人の立候補予定者がいる東京都など、25都道県の幹部が個人名を挙げなかった。

 麻生氏に続いては、石原伸晃・元政調会長(51)を福井県の幹部が、石破茂・前防衛相(51)を地元の鳥取県の幹部がそれぞれ支持した。与謝野馨経済財政相(70)と小池百合子・元防衛相(56)を支持するとの回答はなかった。

 このほか、望ましい衆院解散・総選挙の時期については「補正予算成立後」をあげたのが14県の幹部で最も多かった。

 今回の総裁選で、各都道府県連は、地方票の投票先を決めるため、党員投票を実施する予定だ。このため、アンケート調査の回答は、都道府県連の総裁選での実際の投票行動と異なる可能性がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000003-yom-pol