記事登録
2008年09月07日(日) 01時30分

アルメニアを初訪問=サッカー観戦、歴史的和解へ一歩−トルコ大統領時事通信

 【エルサレム6日時事】トルコのギュル大統領は6日、国家元首として初めて、外交関係のない隣国アルメニアを訪問した。両国は第一次大戦中のオスマン・トルコ帝国による「アルメニア人虐殺」問題などで歴史的に対立しており、訪問は和解に向けた大きな契機と位置づけられている。
 今回の訪問は、サッカーの2010年ワールドカップ出場を懸けて対戦する両国代表チームの試合を観戦するのが目的で、アルメニアのサルキシャン大統領の招待を受けたもの。ロシア軍の侵攻を受けたグルジアの南側に隣接する両国は地域情勢の流動化を深く憂慮しており、確執を乗り越えての対話が実現する形となった。 

【関連ニュース】
〔写真ニュース〕検問所にロシア兵=グルジア紛争1カ月
〔写真ニュース〕配給所に並ぶ人々=グルジア紛争1カ月
〔写真特集〕ロシア軍グルジア侵攻
欧米の圧力に屈せず=国家安保強化へ-ロシア大統領
監視要員派遣で基本合意=EU外相理、グルジア問題協議

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000004-jij-int