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2008年09月06日(土) 21時07分

北京パラリンピック開幕、史上最多147の国・地域から参加読売新聞

 【北京=読売取材団】史上最多となる147の国・地域から約6500人の選手、役員が参加する障害者スポーツの祭典「パラリンピック」の北京大会が6日開幕した。

 17日まで20競技で熱戦を繰り広げる。

 開会式は6日午後8時(日本時間午後9時)から行われた。約9万人収容の国家体育場(鳥の巣)で、開始を告げる花火が上がり、マーチが盛大に演奏されると、各国の選手団が次々に入場。

 前回アテネ大会に次いで史上2番目に多い162人の選手を送り込んだ日本は14番目に登場し、車いすや義足の選手がスタンドに手を振りながら行進した。

 今大会では障害の程度などに応じて細分化されていたクラスを統合。種目数はアテネより1割減って472となり、日本はメダルの獲得数をアテネより13個少ない39個と予想している。

 障害者スポーツは義足や車いすの改良が進んだことなどで、近年、目覚ましい進歩を遂げている。今大会は、北京五輪の卓球に出場した隻腕のナタリア・パルティカ(ポーランド)や、五輪出場をあと一歩で逃した両足義足の短距離走者オスカー・ピストリウス(南アフリカ)らが注目を集めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080906-00000050-yom-spo