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2008年09月06日(土) 23時12分

土浦の夫婦殺害、部屋内に凶器?の包丁…孫の行方依然不明読売新聞

 茨城県土浦市の独立行政法人研究員岸本清行さん(54)方で、義父の西山裕さん(82)と、義母の由幾子さん(78)が殺害された事件で、土浦署捜査本部は6日、裕さんが倒れていた部屋で凶器とみられる血の付いた包丁(刃渡り約15センチ)が見つかったと発表した。

 司法解剖の結果、死因はともに大動脈損傷による失血死だった。

 また、捜査関係者によると、西山さん夫婦と別居している孫の男性と、事件後に連絡が取れなくなっている。捜査本部は、孫が何らかの事情を知っている可能性があるとみて行方を捜している。

 発表によると、裕さんは玄関近くの部屋で胸や腹などを、由幾子さんは隣の部屋で胸を、それぞれ10か所近く刺されていた。遺体には、全身が隠れるように布団が掛けられ、いずれも手に防御した際にできる傷があった。凶器と見られる包丁は、裕さんの遺体のあった部屋の流し台で見つかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080906-00000055-yom-soci