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2008年09月06日(土) 21時52分

パラリンピック 北京で開幕 最多の148カ国・地域参加毎日新聞

 【北京・飯山太郎】障害者スポーツの祭典、第13回パラリンピック夏季大会が6日、北京で開幕した。メーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)では、午後8時(日本時間午後9時)から開会式を実施。過去最多の148カ国・地域から参加した選手約4000人が、17日までの12日間に20競技472種目で熱戦を繰り広げる。

 17競技に162選手が参加する日本選手団は、開会式の入場行進で14番目に登場。旗手は3度目のパラリンピック出場となる陸上男子走り高跳びの鈴木徹選手(28)=山梨県=が務めた。その後の式典アトラクションは「生命」をテーマに、約6000人が参加して華やかに行われた。

 今大会では障害の程度による「クラス」の統合などにより、実施種目数が前回アテネ大会より約1割削減された。従来よりも「障害者のトップ選手による国際大会」という意味合いが強くなったと言える。

 一方で、先月24日に閉幕した五輪と同様に中国でパラリンピックが開催されるのは今回が初めて。13億人を超える人口を持つ中国には障害者が約8300万人いるとされ、大会開催を機にした障害者への理解が、同国内でどのように進展するかも注目される。

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