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2008年09月05日(金) 12時00分

6つの回転翼で自在に飛び回るロボット・ヘリ:動画WIRED VISION

この世に存在するあらゆる種類の無人偵察機を見てきたと自負する人に、一風変わった形の『Draganflyer X6』を紹介しよう。

「3本のアームに6つの回転翼を付け、11個のセンサー(GPSを含む)を備え、夢のように飛び回る」という謳い文句は、ラジコン製作が趣味である『ワイアード』のChris Anderson編集長の耳に甘くささやきかけてくるものだ。[Anderson編集長は、自作のラジコン機をローレンス・バークレー国立研究所上空で飛ばしたことで事情聴取を受けたことがある(日本語版記事)]

Draganflyer X6を開発した加Dragonfly Innovations社によると、この直径99センチメートルの、電気で動くロボット・ヘリコプターは、米航空宇宙局(NASA)から連邦捜査局(FBI)、カナダのサスカトゥーン警察に至るまで、広く利用されているという。

Draganflyerには、スチルカメラ、デジタルビデオカメラ、低光量カメラ、赤外線カメラを搭載でき、犯罪現場での捜査からパイプラインの検査、さらには図書館の監視まで、あらゆる用途に対応可能だとメーカーは約束している。

ただし、わずか25分という飛行時間では、軍需向け市場での競争力はまだ大したことはないだろう。とはいえ、見た目はなかなかのものだ[以下の動画には、機体搭載カメラからの画像も含まれている]。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080905-00000000-wvn-sci