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2008年09月05日(金) 00時00分

インテル、6コアプロセッサ「Dunnington」をまもなく発表読売新聞

 Intelは9月中に、初の6コアプロセッサで、「Penryn」クラスチップの最後になる「Dunnington」プロセッサを発表する見通しだ。

 サーバベンダーの情報筋によれば、Intelは米国時間9月15日、Penrynプロセッサファミリーでは最後となるサーバ市場向けプロセッサ、「Intel Xeon 7400」シリーズ(開発コード名:Dunnington)を発表すると見られている。Penrynの後続は、第4四半期に「Core i7」プロセッサとして登場する「Nehalem」マイクロアーキテクチャになる。

 8月に開催された「Intel Developer Forum」で講演したIntelのシニアバイスプレジデントであるPat Gelsinger氏によれば、製品を発表するサーバベンダーには、Sun Microsystems、Hewlett-Packard(HP)、Dellが名を連ねている。また、IBM、Unisysなどのサーバメーカーもシステムを投入する見通しだ。

 Xeon 7400は、大容量の16Mバイトメモリと6基のコアを搭載することで、性能が大幅に向上しているという。

 また、Dunningtonはモノリシック設計を採用するIntel初のチップの1つでもある(Nehalemもモノリシック設計になる)。つまり、6基のコアすべてが1枚のシリコンに搭載される。Intelは現在、4基以上のコアを持つプロセッサでは、2枚のシリコン(ダイ)を1つのチップパッケージに組み込んでいる。

 Intelはプロセッサについて、「Dunningtonは6基のコアを搭載する初のインテルアーキテクチャ(IA)プロセッサで、45nm High-kプロセステクノロジをベースにし、大容量の共有キャッシュを搭載している」と説明している。(CNET Japan)

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http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20080905nt0d.htm