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2008年09月05日(金) 18時30分

きょうの注目株(05日)テクノバーン

【Technobahn 9/5 17:01】

■ セブン銀行 <8410>

(17:36)セブン銀行 が一時、前日比7300円(2.67%)高の28万0300円まで上昇して、株価は後場に入ってから反発となった。市場ではこのところ、不動産業に対する貸し倒れ懸念から銀行業種に対して評価を引き下げる動きが続いているが、セブン銀行に関してはコンビニ店舗にATMを設置した決算専門銀行ということもあり、貸し倒れリスクはほとんど存在せず、また、本業のATMからの手数料収入も「タスポ」導入効果も手伝い、好調なことから消去法的な買いが集まってきたようだ。

■ ソフトバンク <9984>

(17:43)ソフトバンク が一時、前日比90円(5.27%)安の1618円まで下落して、4日続落となった。午後に入ってから発表となった8月携帯純増数は16万3300件となり、前月比では5万2100件の減少となったことが懸念材料視された。NTTドコモ は8万4400件、KDDI は5万4900件となり、ソフトバンクは16ヶ月連続で純増数首位を維持したものの、市場ではiPhoneの人気減速感を指摘する声などもでてきている。

■ サニーサイドアップ <2180>

(17:44)きょう5日にヘラクレス市場に上場したサニーサイドアップ は2800円の公開価格を40円下回る2760円の初値を付けて商いが成立。その後は、初値が公開価格割れとなったことから逆に値ごろ感から買いが優勢となる展開となり、大引けでは値幅制限の上限となる初値比400円高の3160円で差し引き15万3200株の買い注文を残して取引を終えた。比例配分での出来高は2300株、1日を通しての累積出来高は36万6400株となった。同社はスポーツ選手や有名人タレントなどのマネージメント業務を手掛ける。契約タレントの中には北京五輪水泳で金メダルを獲得した有名な北島康介選手なども含まれる。

■ リンガーハット <8200>

(17:57)リンガーハット が値幅制限の下限となる前日比200円(14.98%)安の1135円まで下落して、差し引き29万9300株の売り注文を残してストップ安比例配分となった。比例配分での出来高は3200株。前日4日に有価証券評価損の計上を理由に2009年2月期の最終損益見通しを従来予想の1億5000万円の黒字から一転して6億9000万円の赤字に下方修正したことが懸念材料視された。この業績修正に伴い、年間配当予想に関しても従来予想の10円から無配に修正することも同時に発表している。

■ 東芝 <6502>

(18:01)東芝 が一時、前日比32円(5.69%)安の530円まで下落して、株価は連日の年初来最安値更新となった。半導体世界大手の韓国のサムスン電子が米フラッシュメモリー大手のサンディスク社の買収を検討している報じられたことが懸念材料視されたものと見られている。東芝はサンディスク社と提携関係にあるが、仮にサンディスク社が競合するサムスン電子の傘下入りをすることなれば、この提携関係にも先行き不透明感が強まることとなる。

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