記事登録
2008年09月05日(金) 12時50分

こんにゃくゼリー男児死亡で和解=同種事故で製造中止も−名古屋地裁時事通信

 三重県伊勢市の学童保育所で昨年3月、小学1年村田龍之介君=当時(7)=がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせ死亡した事故をめぐり、ゼリーの形状や保育所の安全対策に問題があったとして、両親が同市と製造元の「エースベーカリー」(愛知県小牧市)に計約7500万円の損害賠償を求めた訴訟は5日、名古屋地裁(田近年則裁判長)で和解が成立した。
 和解案によると、エース社が両親に賠償金を支払い、こんにゃくゼリー製品の新規開発をやめることなどが条件。唯一製造しているソフトタイプの製品については生産を続けるが、他社製品も含めて同種事故が発生した場合には生産を中止する。 

【関連ニュース】
保育所待機児童、5年ぶり増加=08年は1万9550人-厚労省
産科、救急医に財政支援=3.7%増の22兆9515億円-厚労省概算要求
死亡者出た学童保育所再開=都賀川増水事故-神戸
現役世代対策にも力を=年金問題「真摯に反省」-厚労白書
川に流され4人死亡=29歳女性と子供3人-1時間に23.5ミリの雨・神戸

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080905-00000072-jij-soci