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2008年09月04日(木) 22時59分

<民主>メディア対策チーム設置 自民総裁選「埋没」を回避毎日新聞

 民主党は4日、自民党総裁選に注目が集まって民主党への関心が薄れる「埋没」状態を避けるための「メディア対策チーム」(仮称)を設置し、国会内で初会合を開いた。鳩山由紀夫幹事長や野田佳彦広報委員長ら約10人が出席。総裁選の対決構図が経済政策を軸に固まりつつある情勢を踏まえ、「行政の無駄や天下りの廃止など党独自の争点を強調すべきだ」との認識で一致した。

 チームは、党代表選(8日告示)で小沢一郎代表の無投票3選が確実な中で、「民主党の姿を国民に訴えることが重要だ」と鳩山氏が発案。初会合のあいさつで同氏は自民党について「麻生太郎幹事長への禅譲密約を打ち消すために、総裁選を華々しくやろうというだけだ」と批判した。

 出席者からは「麻生氏対『反麻生』」の対決構図を念頭に「『財政出動』か『上げ潮』かという争点に乗ったら(次期衆院選で)負ける」といった意見が出された。【野口武則】

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