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2008年09月04日(木) 21時59分

「月額980円」実は1980円、イー・モバイルに公取警告読売新聞

 携帯電話サービスの広告で、料金が実際より安いと誤解させるような表示があったとして、公正取引委員会は4日、イー・モバイル(東京都港区)を景品表示法違反(有利誤認)のおそれがあるとして警告した。

 公取委によると、警告されたのは、同社が2月以降、ポスターやテレビCMで宣伝した「定額パック24」などの広告。「電話基本料0円」「月々980円で24時間いつでも通話無料」と強調し、相手方の契約先に関係なく、月額980円で通話できると誤解されやすい表示になっていた。しかし、実際は、イー・モバイルの携帯電話同士の通話に限られるうえ、月々1000円のデータ通信料を支払わなければ契約できないため、月額利用料は最低でも1980円かかった。

 同社は、利用条件を小さな文字で表示したり、短時間流したりしただけだった。また、新聞広告で利用料金が他社の半額であることをグラフで示したが、利用の仕方によっては他社より割高になった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000049-yom-soci