＜２１世紀フォーラム＞埋蔵金で景気対策を…高橋洋一氏講演（毎日新聞）

2008年09月04日(木) 00時36分

　異業種交流組織「毎日２１世紀フォーラム」の第７５回例会が３日、大阪市北区の「帝国ホテル大阪」で開かれ、元財務官僚で小泉内閣の構造改革を支えた高橋洋一・東洋大学教授が「霞が関埋蔵金を語る」のテーマで約２２０人を前に講演した。「国の特別会計の中に眠る埋蔵金で経済を良くする政策が必要」と話した。

　高橋氏は埋蔵金について「特別会計は年金を除けば負債より資産の方が多く、その差額が埋蔵金」と説明。福田康夫首相の辞任を受けて行われる自民党総裁選挙でも、候補者について「従来ばらまき派、増税派、上げ潮派の三つに分かれる。ばらまきは９０年代の再現で増税も役人天国になるだけ。埋蔵金を使った景気対策で改革・成長を目指す上げ潮派こそ必要」と自説を披露した。

【西村浩一、写真・森園道子】

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