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2008年09月04日(木) 10時41分

食品偽装事件、今年上半期に9件摘発…過去最悪ペース読売新聞

 今年上半期(1〜6月)に全国の警察が食品の産地や品質の偽装で摘発した事件が9件、29人となり、過去最悪だった2003年(11件、45人)を上回るペースで増えていることが4日、警察庁のまとめでわかった。

 7月以降も、中国産ウナギの産地偽装事件など7件で強制捜査が行われており、同庁は「関係機関と連携し、取り締まりを徹底したい」としている。

 上半期に摘発された9件のうち8件が不正競争防止法違反で、1件が日本農林規格(JAS)法違反だった。

 今年5月、秋田県の食肉加工・製造会社「比内鶏」(破産手続き中)による比内地鶏製品の偽装事件では、社長ら6人が不正競争防止法違反容疑で逮捕され、6月には大阪市の料亭「船場吉兆」(廃業)の牛肉の産地偽装で前社長ら2人が同法違反で書類送検された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000007-yom-soci