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2008年09月04日(木) 11時31分

「脅すつもりはなかった」と否認 最後の大物総会屋産経新聞

 東証1部上場の不動産会社「アーバンコーポレーション」(広島市)=民事再生手続き中=に、暴力団関係者との関係を指摘する手紙を送り、同社社長を脅したとして、脅迫罪に問われた総会屋、小川薫被告(71)の初公判が4日、東京地裁(野村賢裁判官)で開かれた。小川被告は「手紙の内容は株主としての質問にすぎず、脅迫ではない」と起訴事実を否認した。
 検察側は冒頭陳述で、小川被告が平成18年10月ごろから、スキャンダルを暴露すると脅して利益供与を受けようと企て、アーバン社に暴力団関係者との関係を指摘した手紙を送りつけていたと指摘した。小川被告は「最後の大物総会屋」と呼ばれている。

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