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2008年09月04日(木) 14時14分

<損賠訴訟>「ヤフオク」被害 名古屋高裁で第1回口頭弁論毎日新聞

 インターネット競売サイト「ヤフーオークション」で、代金を送金したのに商品が届かない被害を受けた落札者146人が、サイトを運営する「ヤフー」(東京都港区)を相手取り、計約1億5800万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日、名古屋高裁(岡久幸治裁判長)であった。

 被害者側は「ヤフーは、出品者、落札者間の売買契約の成立に積極的にかかわっており、1審の認定に誤りがある」などとする控訴理由書を提出、ヤフー側は控訴棄却を求めた。弁論はこの日で終結、10月7日に判決が言い渡される。

 1審で被害者側は「詐欺被害を生まないシステムを提供する義務を怠った」と主張したが、名古屋地裁は「ヤフーは詐欺被害防止の注意喚起を行っている」と請求を棄却した。【式守克史】

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