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2008年09月04日(木) 02時41分

ギョーザ事件、1000人から聴取=徹底捜査、容疑者特定難航も−中国公安時事通信

 【北京3日時事】中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国公安当局がこれまでに、製造元の「天洋食品」(河北省)の従業員や臨時工をはじめ、製造、輸送、販売などにかかわったあらゆる関係者ら延べ約1000人から広範囲にわたり事情聴取したことが3日分かった。複数の中国筋が明らかにした。
 公安当局は、中国国内で有機リン系殺虫剤メタミドホスが混入された内部犯行の疑いが強いとみて調べているが、容疑者特定に向けた捜査は難航している。
 中国筋は「慌てる必要はないが、容疑者を見つけ出さないと両国国民が納得しない」と述べ、徹底した捜査を継続する方針を示した。一方で「容疑者を特定できなかった際に備え、日本側に懸命の捜査をアピールする狙いもある」(日中関係筋)との見方も浮上している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000177-jij-int