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2008年09月04日(木) 02時32分

<相模原殺人>30代の男浮上 ドアノブの血痕一致毎日新聞

 神奈川県相模原市相模大野2の路上で8月30日、近くの無職、藤村美代子さん(73)が刃物で首を刺され殺害された事件で、市内に居住する30代の男のアパートのドアノブから、藤村さんと同一とみられる血痕が発見されていたことが、県警捜査1課などの調べで3日分かった。男は現在行方不明で、県警は男が事件について何らかの事情を知っているとみて行方を追っている。

 調べでは、ドアノブの血痕の血液型が、藤村さんと一致。男は事件直後から所在が分からなくなっているという。

 藤村さんは8月30日午後11時10分ごろ、自宅から約50メートル離れた路上で、血を流して倒れている状態で見つかった。刃物で首を数カ所刺されて失血死しており、県警は殺人事件とみて相模原南署に捜査本部を設置。現金7万円が残った財布とバッグが現場近くの別々の場所で見つかり強盗殺人事件の可能性もあるとみて調べていた。

 藤村さんは30日夕に近所のパチンコ店へ出掛けており、帰宅途中で襲われたとみられる。【山衛守剛、高橋和夫】

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