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2008年09月04日(木) 02時31分

<学力テスト>分析体制拡充へ…国立大に調査委託 文科省毎日新聞

 文部科学省は、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果分析の体制を拡充することを決めた。国立大学に依頼し、研究者を小中学校の実地調査に派遣するなどの取り組みも始める。分析のあり方を抜本的に見直すことで調査の意義を示したい考えだ。

 これまでは主に、文科省の教育水準向上プロジェクトチーム(PT)が分析を担当し、依頼を受けた専門家検討会議が補っていた。しかし、「読書好きは国語の正答率が高い」などの分析に対して「自明の結論。毎年実施する意味はない」(小学校長)などの批判も起きており、見直しを検討。今後は、国立教育政策研究所も参加して月内にも省内に発足する「分析統括推進部会(仮称)」が全体を管理し、国立大2校に調査事業を委託する。 

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