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2008年09月04日(木) 00時00分

会員情報1万8000人分流出…カード悪用被害30件読売新聞

 ペット用品製造販売会社「ホッタ」(東京都渋谷区)の商品販売サイトの会員約1万8000人分の個人情報が流出していたことがわかった。

 中国からのサイバー攻撃によって不正侵入されたとみられる。クレジットカードの情報が不正に利用されるなどして、少なくとも約30件の被害が確認されており、同社は先月、警視庁に被害を届け出た。

 同社によると、流出したとみられるのは、2004年1月〜07年5月まで運営していた商品販売サイト「ドッグワンライフ」に会員登録した約1万8000人分の氏名や住所、メールアドレスなど。このうち、約4800人分はクレジットカードの情報が含まれていたという。

 このサイトは、販売受け付けが終了した昨年5月以降もサーバーが稼働しており、今年6月下旬、クレジットカード会社から「サイトの情報が漏れてないか」との指摘を受けていた。

 同社で調べた結果、同21日に中国経由で、サーバーに異常を引き起こさせる「SQLインジェクション」と呼ばれるサイバー攻撃を受けていたことが判明した。

http://www.yomiuri.co.jp/net/security/ryusyutsu/20080904nt08.htm