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2008年09月04日(木) 01時54分

<愛電交通>35歳免停中タクシー勤務 乗務日報改ざん毎日新聞

 タクシー会社の「愛電交通」(名古屋市昭和区)は3日、大高営業所(同市緑区)の男性乗務員(35)が無免許で15回、計280時間勤務していたと発表した。一時不停止や速度違反などで違反点数が累積し、2月20日から45日間の免許停止処分を受けながら乗務を続けていた。同社の調査に「軽い気持ちでやってしまった」と話しているという。

 愛電交通によると、同社では乗務前にアルコール検査を行い、機械が免許証を読み取ると、日付が印字された乗務日報が排出され点呼時に提出することになっている。この男性乗務員は免許証がないため検査を受けず、乗務のたびに日報を改ざんして提出していた。

 アルコール検査と点呼の担当者が別々だったため不正に気づかなかったが、今月2日、県自動車安全運転センターから乗務員の違反記録を取り寄せた際に発覚した。男性乗務員は昨年9月にも1日の免許停止処分を受けていたが、会社に報告していなかった。

 同社は、乗務員の処分を検討するとともに、運転免許証の目視確認を徹底し、違反記録の取り寄せを年1回から2回に増やすなどして再発防止に努めるとしている。【米川直己】

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