記事登録
2008年09月04日(木) 20時15分

大阪府立母子保健総合医療センターの患者情報がWinny上に流出Scan

 大阪府立母子保健総合医療センターは8月29日、同センターの放射線科技師が業務上作成した情報が、外部に流出したと思われることが外部からの通報により判明したと発表した。これは8月24日、同センターに「御センターの内部情報がファイル交換ソフトを介し2ちゃんねるに流出している」という旨の匿名のFAXが届いたことで判明したもの。調査の結果、同技師が仕事上用いているUSBメモリを自宅に持ち帰り、自宅のPCを取り扱ったため、Winnyあるいはウイルス汚染によりUSB内の情報が流出した可能性があることがわかったという。

 流出した可能性のある患者情報はリスト5つ分で、リスト1には氏名、性別、患者番号、年令、身長、全脊椎の測定値、骨盤幅、撮影日など213名分、リスト2には氏名、患者番号、撮影日、病棟名など19名分、リスト3には氏名、患者番号、主治医、照射部位、照射予定日程153名分、リスト4には氏名、患者番号、性別、撮影日、撮影部位名称13名分(うち7名はレントゲン写真も含む)、リスト5には氏名、患者番号、足と足関節の単純撮影画像2名分が含まれていた。


【関連リンク】
大阪府立母子保健総合医療センター:患者さんの個人情報の流出の可能性について
神戸市立港島中学校卒業生などの個人情報がWinnyウイルス感染で流出(神戸市教育委員会)
教員の個人用PCから学生の個人情報が流出(詫間電波工業高専)
過去の委託先SEから個人情報延べ9,558件が流出(新潟県総合生活協同組合)
学生の個人情報がネット上から閲覧可能な状態に(大阪商業大学)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000004-vgb-secu