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2008年09月04日(木) 17時39分

ソニー、BDレコーダーなど計8機種を発表オーマイニュース

 ソニーは3日の記者会見で、次世代DVD「ブルーレイディスク(BD)」のレコーダー6機種とプレイヤー2機種を27日から順次発売すると発表した。新開発の独自高画質回路「CREAS(クリアス)」を搭載する。

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 レコーダー普及機の「BDZ-T55」は320Gバイトの内蔵ハードディスクを搭載し、最大約153時間の録画に対応する。ビデオカメラやデジタルスチルカメラとの連携インターフェースを強化した「BDZ-L95」には、メモリースティックやコンパクトフラッシュ、SDカードスロットを搭載し、動画や写真の取り込み性能を高めた。

 次世代DVDを巡っては、今年2月、ブルーレイディスクと対立する「HD DVD」を開発・販売を進める東芝が、撤退を表明した。ソニーは撤退後初めての年末商戦で、ブルーレイディスクレコーダーの国内販売台数シェア40パーセント(現状は33パーセント)を目指す。

 今回から搭載された独自回路の「CREAS」は、デジタル放送やブルーレイディスクのハイビジョン映像を画素単位で解析し、通常8ビット(256階調)で表現する色の濃淡を64倍の14ビット(1万6384階調)に変換し、失われた色彩情報を復元できる。栗田伸樹代表取締役は会見でこの技術を「新世代の画質」と表現。HDMIケーブルで接続するすべてのハイビジョンテレビに対応する。

 プレイヤーは寝室利用など、2台目需要を想定している。「DVDでは当たり前のスタイルをBDで可能にする初めてのプレイヤーになる」(栗田代表取締役)。

 レコーダー6機種の価格は11万から28万円前後、プレイヤー2機種は4万5000円前後と29万4000円前後。

(記者:山本 宏樹)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000001-omn-sci