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2008年09月04日(木) 01時31分

<札幌官製談合>公取委事務総長、無理な調査を否定毎日新聞

 札幌市発注の下水道電気設備工事の官製談合疑惑で、公正取引委員会から任意の事情聴取を受けていた市財政局の工事管理室長ら2人が自殺した問題で、公取委の松山隆英事務総長は3日の定例会見で「心からご冥福をお祈りしたい。事情聴取は適当に行われたと考えている」と述べ、無理な調査はなかったとの認識を示した。

 松山総長は「発注者側の関与が疑われる場合、当然発注業務にかかわった方から事情を聴く。今回もそういう面で聴取を進めていた」と説明した。

 この問題をめぐっては、市は8月末、公取委に対し室長の自殺と事情聴取の関連を調査するよう求める質問書を提出した。【苅田伸宏、内藤陽】

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