記事登録
2008年09月03日(水) 13時30分

Googleの新ブラウザ「Chrome」を使ってみようMarkeZine

■新しいブラウザ「Chrome」の使い心地

 公開されたWindows版の「Chrome」は、ウィンドウ上部にあるはずのメニューバーやボタンの機能が、ウィンドウの右上にある2つのボタンに収納されている。しかし、そのことも気にならないくらい、Chromeは使いやすいブラウザになっている。とにかく最初は、インポートしたブックマークを使っていろんなページを見てみよう。

 しばらくすると、新しいタブを開いたときによくアクセスするページのサムネールとリンクが表示されるようになる。これをクリックすると目的のページに飛べるのだが、その頻度ごとにサムネールの順序も入れ替わるようになっている。

【関連写真】アドレスバーに直接キーワードを入力するとリストが表示される(上) 従来どおりURLの入力も可能(下)

 「よくアクセスするページ」の下にある「全履歴を表示」リンクをクリックすると、分単位でアクセスしたウェブページの履歴を表示する。ここで削除したい履歴を検索して削除することもできる。

■URLを入力することはますます少なくなるだろう

 またChromeでは、URLを入力する「アドレスバー」に直接キーワードを入力することによって、アクセスしようとしているサイトのURLや検索結果ページをリスト表示する。このためアドレスバーと検索窓を使い分ける必要がなくなり、利用者はリストから自分のアクションを選択することができる。

 このほかにも、ダウンロード情報の管理やウェブアプリケーションのショートカット作成機能などのベンリ機能も備えている。また、ひとつのタブがフリーズしてもブラウザ全体を閉じる必要がないので、これまでのイライラから解放されたい人にはオススメだ。

■シークレットモードの影響は? 

 ブラウザに閲覧履歴を残したくない場合は「シークレット モード」を利用する。シークレットモードで開いたウィンドウでは、閲覧履歴や新しいCookieはウィンドウを閉じたときにすべて削除される。

 The Official Google Analytics Blogの9月2日のエントリでは、ChromeもGoogle Analyticsで追跡することができるが、リリース直後のため1週間ほどの間はFirefoxブラウザとして認識されるとしている。また、 Chromeを使っているサイト訪問者がシークレットモードで利用している場合、リピータであっても新しい訪問者とみなされるという。

 Inside AdWordsの同日のエントリでは、ChromeによってAdWordsキャンペーンが影響を受けることはないとしており、AppleのSafariブラウザと同じレンダリングエンジンを利用しているChromeでは、ランディングページの表示や広告の動作はSafariでの表示と同様になるはずだとしている。

【関連記事】
Google、新ブラウザ「Google Chrome」を明日公開
IE8のプライバシー保護機能がオンライン広告業界に与える影響とは? 
Firefoxブラウザを応援するキツネキャラ「フォクすけ」がかわいすぎる件について

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000000-sh_mar-sci