記事登録
2008年09月03日(水) 10時18分

2歳児放置死させた母に懲役6年判決 さいたま地裁産経新聞

 埼玉県三郷市で子供3人を放置し、二男(2)を死なせたなどとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた島村恵美被告(30)の判決公判が3日、さいたま地裁で開かれ、島村被告に懲役6年の判決が言い渡された。

 起訴状などによると、島倉被告は3月3〜14日にかけ、祖父母宅に、長男=当時(6)=と、健太くんと双子の長女=同(2)=の3人を放置。健太くんを餓死させ、長女に脱水症などの傷害を負わせた。

 検察側は論告で、犯行動機について「自由な生活を送り、交際相手と同棲するため、養育が煩わしくなった」と指摘。弁護側は「家族が子育てに非協力的で、追いつめられた」などと主張したが、検察側が「ドアに南京錠を施し、長男に(同居中の)祖母らが部屋に入ることがないようきつく言って聞かせるなど、援助を強く拒絶していた」と反論していた。

【関連記事】
「食事の世話はしなかった」2歳次男をネグレクト 女を逮捕
住民、泣き声で通報も…十日放置され2歳児死亡
埼玉の2歳男児餓死 母親に懲役8年求刑 埼玉
寝たきり夫放置し死なす 「世話したくなかった」55歳妻逮捕
高校のトイレで出産した男児死亡…少女に不処分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000906-san-soci