記事登録
2008年09月02日(火) 03時00分

<首相退陣表明>極秘決断 夫人にも相談せず毎日新聞

福田康夫首相の退陣準備は極秘の内に進められた。

 首相は1日の記者会見で、退陣決意は先週末と語ったが、実際はそれよりも早かったという。ただ首相は周辺にも一切退陣の意思を漏らさず、貴代子夫人にも相談しなかった。

 首相は退陣表明の記者会見の草稿執筆を菅原郁郎秘書官に命じ、菅原氏は31日夕、首相官邸の秘書官室で一気に書き上げたが、会見直前まで官邸外には一切漏れなかったようだ。

 首相は退陣表明の記者会見後、肩の荷が下りたのか、「表明のタイミングは9月1、2、3日ぐらいしかなかった。小沢(一郎民主党代表)さんの立候補が決まった日に合わせた」と周辺に本音を語り、退陣表明−自民党総裁選によって、民主党代表選を希薄なものにしたいとの考えだったことを明かした。

 「29日の所信表明と(民主党も公明党も)言っているのだから、新首相が29日にやればいい」とも語った。

【関連ニュース】
長崎平和祈念式典:首相、北京から直接現地入り
洞爺湖サミット:福田首相夫人、笑顔外交でフル稼働
北海道洞爺湖サミット:J8代表と首脳夫人ら、洞爺湖の上で交流
北海道洞爺湖サミット:ファーストレディーに究極のエコバッグ、ふろしき贈る /群馬
長崎原爆の日:福田首相、北京から直接長崎入り

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080902-00000015-mai-pol